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趣味の物をあげるなら何が良い?今年の予算はいくらくらい?義母と実母ではどう違う?などのアンケート回答内容をご紹介します。
2025/04/25 (Fri)
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2012/06/06 (Wed)
私は学生の頃に演劇サークルに入っていました。学生演劇ですから、当然舞台の設営から、チラシの作成まで全部自分たちだけでやらねばいけません。

そのお芝居で私は役者の他に、チラシ作成なども受け持つ制作の仕事も受け持つことになりました。

チラシといっても所詮は学生劇団の、たった三日しか上演しないお芝居のものですから、チラシの種類としては一番簡単なものです。

私たちは自前で写真を撮影して、それを印刷会社に持って行ってチラシを刷ってもらいました。本当はフルカラーの立派なチラシを本職のチラシデザイン会社にお願いしたかったのですが、予算の都合というものがあります。

結局、白黒で紙はややグリーンのかかった色で300枚ほど刷ってもらうことになって、代金は3万円はしなかったと記憶しています。

それでも私たちの努力の結晶を披露するためのものですから、チラシのできあがりととても楽しみに待っていました。

ところが、とんでもないミスが起こってしまったのです。指定したものとは違う写真でプリントしたチラシが出来上がってしまったのです。

舞台の写真ではなく、変なポーズをとった私の友人の全身写真がチラシ一面に掲載されていました。

おそらくはこちらのミスです。でも印刷会社の方も指定した写真を一緒に観ていたはずですから、そこはきちんと覚えていて欲しかったとおもいます。

新しく刷りなおしてもらうにもお金がかかるし、本番まで期日もありません。チラシに関しては満足ができないものの、舞台とは全然関係のない写真の載ったチラシを大学内外に配って舞台の幕は開きました。

すると意外なことに「あの写真の人は誰だ。是非ともうちで使いたい」と映画部の人たちから友人のオファーが来たのです。彼のもつ雰囲気が次の映画の主役にピッタリだったそうです。

それが縁で、その友人は今もあんまり売れてはいませんが、プロの俳優になってしまったのですから、縁は異なものだと思います。

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ILLUSTRATION BY nyao nyaoチャ箱♪
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